ドミニオン日本選手権2日目 「負け犬の冒険」

そんなわけでドミニオン日本選手権2日目。
さすがに知り合いいっぱい居るし強いひとばっかりだし甘いことは考えられないですね。
出来ればやっぱりTop8、いや、Top4、っていうかはっきり言って優勝したい。したい。したいよ。

    1. 1回戦

手先・停泊所・見張り・漁村・巾着切り・隊商・書庫・商船・前哨地・宝物庫

かびぼうずさん-BakaFireさん-僕-知らない人


……。

.‐────┐│     ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/、  誰  作..   こ
巾着切り ││   /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ.  だ  .っ   の
         ││   /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|.. あ  た   サ
.______」..│   /:::::::::=ソ   / ヽ、 /   ,,|/.  っ  の   プ
/f ),fヽ,-、 ┌┘  | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」') !! は.   ラ
  i'/ /^~i f-i    |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | ).        イ
,,,     l'ノ j    ノ::i⌒ヽ;;|   ̄ ̄ / _ヽ、 ̄  ゙i )       を
  ` '' -  /    ノ::| ヽミ   `_,(_  i\_  `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
     ///  |:::| ( ミ   / __ニ'__`i |  Y  Y Y Y Y
   ,-"        ,|:::ヽ  ミ   /-───―-`l  |  //     |    
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これには流石の海原先生もお怒りである。
入穂さんが「この『書庫入れてるから巾着切り入れても良いでしょ?』って感じが余計ムカツク」って言ってたけどよく分かる。
巾着取りの圧倒的上手番有利のための書庫として、仮に、いや普通に全員が巾着切りから入った場合、2周目で書庫を買えるのは概ね一番手のみ。
つまり結局有利になるのは一番手で、ゲームとしての構造は全然変わらないという。
真剣に見張りからデッキを作って前哨地打つとかも有るには有るんだけど、間に合うか非常に怪しいうえにかなり繊細という。



そんなわけで後手番ということで噛み合い重視の巾着切り-漁村を想定。強さ自体は銀貨も漁村もほとんど変わらないんだけど、書庫の関係で最高値はこっちのが高い、はず。
さてそんなところでかびさんの初手は……ってかびさん2-5じゃないですかやだー!
でもかびさん買ったの商船だった、これなら巾着3人なら普通に沈むな……って2番手のBakaFireさんも2-5じゃないですかやだー!
BakaFireさんは書庫からスタート。
僕はもうたしなみというかしょうがなくというか巾着漁村。想定通りの書庫2漁村3巾着を組むけど、結局巾着行ったのが僕一人だったので、かびさんを止められず、手番不利もやっぱり有ってで33点。
BakaFireさんも33点だけどゲーム終了がBakaFireさんのターンだった為ターン差で2位。

    1. 2回戦

変成・薬師・木こり・村・錬金術師・共謀者・銅細工師・男爵・ゴーレム・弟子

僕-三津家さん-阿蘇山大噴火さん-岡田耕さん


どう見ても錬金場というか、錬金に対抗するのが銀-男爵という不安定度抜群の戦略。錬金は基本方針は薬師-木こり-銅細工師での16金2購入。
正直断言しても良いけど、木こり-ポーションか銀-男爵以外のスタートはありえないと思う。2-5は悲しみ。上手番なら1手遅れ我慢のポーション。そうじゃなければもう#かえろかえろ。
僕は木こり-ポーション。三津家さんも同じ。阿蘇山さんと岡田さんが銀-ポーション
僕がとにかくブン周りで、購入が1T木こり-2Tポーション-3T弟子-4T薬師からの、5T目が薬師打って弟子で屋敷廃棄して、さらに木こりまで打っての薬師&村購入。
そんなブン周りに対して三津家さんがかなりの事故っぷりで差が付いてしまい。
属州5枚購入屋敷1枚の31点1位。

    1. 3回戦

望楼・交易路・鉱山の村・研究所・保管庫・冒険者・貴族・ならず者・銀行・鍛造

さとゆうさん-H2Kさん-僕-知らない人


3-4T目にならず者王者決定戦が開かれるのは確定で、じゃあそっからどうするのかのお話。
さとゆうさんとH2Kさんがならず選手権参加表明っぽかったので、僕は諦めてデッキ構築のほうを考えることに。
デッキ構築にあたってキーになるのは鉱山の村の数で、ならず者選手権参加者による廃棄によって数が削られるので、取れる数が少なくなる。
最低2枚は無いと大変厳しいので、1枚は鉱山の村で確定。もう1枚だけど、候補としては銀か望楼か交易路か。銀はならず選手権参加者のプレイだけど、3番手としてそれは諦める事に決めたので、望楼か交易路。
ならず打たれる可能性のある5T目までに望楼を2枚入れる気が無いのなら、3-4T目のどっちかで買えば良いので、ここは交易路から入ることに。
その後は当然ならずを打たれ手札少ないぐぎぎとかしたりするも、ゆっくりと屋敷なんかを廃棄してデッキを作成。
僕もならず打たれてそれを鉱山の村-望楼から6金で返してならず追加してさらにグダグダに。
鉱山の村は当然枯れて、2枚しか確保出来ず。とはいえ2枚でもデッキ自体は作れる。ここでならず先行してたさとゆうさんとH2Kさんが、3山切らす方向に転換。
となると3山切れる前に僕のコロニー買いが間に合うのかの勝負。
とはいえ、流石にこれだけグダグダな盤面。そうすぐには切れたりしない。どうにかこうにかプラチナまで到達してコロニー買いが可能な状態に持ち込み、
コロニー3枚と貴族とVPトークンで確か42点?で1位。なんとかなったー。

    1. 4回戦

地下貯蔵庫・移動動物園・泥棒・男爵・再建・農村・祝祭・収穫・豊穣の角笛・貴族

田中久也さん-かびぼうずさん-僕-オオウラさん?


再建からのデッキ構築ゲー。それを抜けたら遅れてる人の逆転手段は泥棒。具体的に言うと豊穣の角笛獲得。
で。僕は少し遅れたので、泥棒に一番乗り。でも他の人が入って来なかったし、幸い走りかけだったかびさんはデッキ構築ミスってたし、久也さんはあんまり収穫祭のカード知らないってことで普通にお金で属州な感じになってたしで、結構追いつけそうだなーと思ってた。
で。
泥棒5回の成果物:銀貨1枚
なにこれ……。
その後下家に僕以外の初めての泥棒が打たれ、それで僕の豊穣の角笛だけが持っていかれる。涙。
さらに次の泥棒も僕は取れず、下家が僕から豊穣の角笛……。
涙目になりながらやっとかびさんから奪った豊穣の角笛を含め、属州4枚獲得プレイをするも、久也さんにきっちり先行分逃げ切られて負け。2位涙目。
角笛が1枚取られないか、僕が角笛か久也さんの金貨を取れていればほぼ確実に勝ってたと思う。負け惜しみ。



5回戦を前にノルマは1点、つまり3位。とはいえ次の卓は1番卓確定つまり強いメンバーなわけで……。

    1. 5回戦

願いの井戸・玉座の間・遊牧民の野営地・開発・香辛料商人・市場・厩舎・地図職人・国境の村・農地

れとれと-僕-夕凪さん-田中久也さん



盤面としては基本的には圧縮引き切りから属州獲得なんだけど、属州取得の方法として国境の村または農地を農地で変換によるプレイと普通に買うパターンがある。
本来は国境の村を変換していくのが一番綺麗なんだけど、そこは取り合いやターン展開もあるので難しいところ。
スタートは基本的に香辛料商人-何か。これは銀貨か開発かなんだけど、微妙なところ。
僕は結局開発でスタート。想定通り屋敷を銀貨にしていって、国境の村を取って厩舎を取ってって感じで進めていく。というか大体みんな同じ。
やること多過ぎる盤面で、結局時間切れ。夕凪さん1位僕2位久也さん3位れとれと4位で1番卓全員Top4確定。


結局21点の3位通過。

    1. 準決勝

まずは卓決め。4人卓2つが出来る。
僕としてはretletと久也さんとは当たりたくない。三津屋さんも出来れば当たりたくない。
まずは1位通過の久也さんと2位通過の夕凪さんの卓が分かれ、僕は抽選で……久也さんと同卓に。
ならば僕と久也さんが抜けるパターンか……もしくは。


そして4番手に来たのは。れとれとでした。


れとれとは明確に僕より上手い。はっきりいって、決勝のレギュレーションで運が平均的だったら確実に負ける。
そう考えると、ここで4番手を押し付けられて一発勝負で決まるってのは、れとれとを倒す大チャンス。
友人だし勝ってほしいという想いはあるけど、それでも自分が勝つためには。
ここでれとれとを、倒すのが一番だ。

灯台、岐路、書庫、使い魔、島、共謀者、馬商人、囲郭村、大衆、拡張

田中久也さん-僕-オオウラさん?-れとれと


盤面としては使い魔によるアタックと、囲郭村-大衆コンボと、それに対応する灯台が目立つ場。
綺麗なデッキといえるのは囲郭村-大衆。それ以外のパターンだと多少ステロ気味の構成になるか。
拡張はデッキ作っていくパターンなら最強候補。プラチナとどっちが強いだろ。


で、結果は3位。落ちた。れとれとにはデッキを作られて追いつかれた。久也さんにはステロ気味にプレイされて逃げ切られた。
明確なミス1回。
3T目の5金2購入で大衆買ったけど変態。倉庫-灯台が正解。次のターン囲郭村買うから都合良く回ればとか調子乗ってた。
ミスか怪しいのが1回。または2回?
最初の白金貨の購入シーン。デッキ作りを考えると正直ここは拡張だったのかもしれない。
正直わかんない。


れとれとは拡張を買うのが凄い早くて代わりにそれ以外のところで引きが悲しい感じで遅れてて、でもやっぱり拡張はデッキ構築において最強ってことで追いつかれた。
久也さんはそもそも白金貨がちょっと異常な速さだった。


とはいえミス無ければ勝ってたかもしれない。かもしれないは存在しないけど、そんな気もする。悔しい。悔しい。悔しいいいい。
ドミニオンはうまい人とやるとほんと1ミス死亡でキツい。それが面白いんだけど。




決勝はれとれとが2-5不利な場で2-5引いて泣きそうになってたりとか、三津家さんが鉄工所-移動動物園-街道をキメまくってというか異常なまでに移動動物園で3枚引いて三津家さん勝利でした!おめでとうございます!
これからは「八王子の移動動物園園長」、略して「園長」って呼びますね!


最終成績は、Top4から下は予選順位順になるはずなので、5位。
自分の実力よりは勝てた気もします。つまり運は良かった気もします。それでも。
悔しい。
ブログのタイトルは、今年も「負け犬の冒険」です。去年と同じタイトルです。今年も同じです。
いつか、別のタイトルのレポートを書けると良いなと思います。


何はともあれ、運営のHobbyJapanの方々はお疲れ様でした、有難うございました!