TVアニメ『リトルバスターズ!〜Refrain〜』 プロモーションムービー

リトバス微ネタバレあり


僕はリトルバスターズ!という作品がそれほど好きじゃない。そう思っている。


はっきり言うとKeyのあーぱー(失礼)ヒロインとの絡みは見てるのも辛かった。
ゲームやってる時も、各ヒロインのルートはかなりの割合で飛ばしていた。特にヒロインと二人でのギャグシーンなんかはほぼ全スキップだった。
そう、リトバスなんて嫌いだ。タイトル曲であるLittle Busters!/Ritaが流れると勝手に涙が出てくるのも、Alice Magicで鼻水垂らすのも、別にただ曲が良いだけなんだ。そうなんだ。
Refrainのストーリーを思い出すだけで泣けてくるのも、たまたま琴線に触れる話だからだ。そう、別に作品自体が好きなわけじゃない。ぜんぜん、好きじゃないんだ。実際各ヒロインルートは飛ばしまくりでした、なんて言ったら純粋なファンには怒られてしまうだろう。そういう意味で、僕はこの作品の完全なファンだとは言えない。

そして、TVアニメ『リトルバスターズ!〜Refrain〜』 プロモーションムービーが公開された。



曲の出だし、「同じところぐるぐる回って」から涙が零れた。恭介の表情に、謙吾の怒りに、真人の拳に涙が溢れ出た。曲の切り替わりから、理樹の表情で涙が止まらなくなった。PVが終わった時にそこに居たのは、気持ち悪く号泣している大の大人だった。


少し余韻に浸って、2回目を見た。やはりそこに居るのは号泣している気持ち悪い大人だったが、しかし今度は曲を聞き取れる余裕は有った。看板であるRitaじゃないのは少し残念に思うが、しかしそれでも素晴らしい曲だ。


3回目でもやはり涙は止まらなかった。この登場人物たちにとって、このRefrainがどれだけの価値を持つ物語なのか。僕はゲームをプレイしているからこそ知っているし、きっとだからこそこんなにも泣けるのだろう。


4回目。2:07からの理樹の表情には、どれだけの想いが込められているのか。この世界を生きて、壊して、未来を求める彼の悲痛な顔には、どれだけの想いが。重なる歌詞。涙は止まらない。


5回目。世界の秘密を知っている人間のその顔には、どれだけの決意が。涙は止まらない。


6回目。7回目。8回目。9回目。


今、何回見たかわからない。涙が止まらない。止まるわけがない。


何回も見て涙を流しながら思いの丈をぶつけているだけなのだけれども、まずはこの作品に対して敬意を評したい。
このPVは、そう、これだけで一つの素晴らしい作品だ。本編の放送も楽しみだけれども、何よりもまず、このPVという作品を作り上げたスタッフの方々に、最大限の敬意と感謝を。



リトバスなんて嫌いだ。すぐに僕を泣かせてきやがる。
10月を楽しみに、待ちます。