魔法使いの夜 感想(ネタバレ有り)

さて、ネタバレ有りで語るとして。
一応まぁ読んでも楽しめるくらいにしか書かないけどね!
あとでまた追記するかも。



僕は、奈須きのこファンなんだと再確認しました。
僕がこの人の作品に最初に触れたのは「空の境界」だったけど、その時の衝撃を今回も味わえました。
可愛

正直ですね、TYPE-MOONファンとしては、そもそもこの設定だけで垂涎ものなんですよ。
あの「ブルー」の過去話ですよ。あの破壊の魔法使いが、女子高生だった頃の話ですよ!
いや、それだけじゃない。蒼崎姉妹両方登場ですよ。もうね、もうね!
もう設定舞台だけでやべーってモンですよ。
ハイパーリンクだらけのこの世界観、設定厨にはたまらないんですよね。そんな設定のうちひとつが明かされるともなればそれだけで幸せなんですよ。


で、またこの青子が可愛いのなんの。そして有珠。これまたすげー可愛い。いやいっていうかどっちも凄い好きなキャラなんですよね。
僕はとにかく芯があって筋が通っているキャラクターが好きなのですよ。二人共ね、考える事は違ってもしっかり筋が通ってるので大好きです。
そこに加わるのは静希草十郎、巻き込まれたキャラクターですがこのキャラクターがまた良い。彼は芯が有るとかのまえにそもそも芯が揺らいでいるようなキャラクター。活躍は多くはないけれど活躍するシーンでのかっこ良さは半端ないです。


ストーリー的にはとにかく5章最高なんだけど!5章の良さはもういくら話しても語り尽くせない。5章終わった時点でこのゲーム終わりってんでも良かったと思うレベル。
大きくは前半の草十郎が仲間に入るまでと、後半のあの人とのバトルに分かれるのですが、5章は前半のクライマックス。これほんと素晴らしいです。とにかく素晴らしいです。
後半も十分盛り上がったしやっぱ魔法使ったシーンは最高だったな。


この終わり方も好きですね。ですねっていうかまだ続きが有るんだけど。噂によるとこれ三部作だとかなんだとか……ってこれちゃんと続き、延期しないで出るんですかね……?
それが重要ですよホント……。でも、続きすっげー楽しみですよ。まだまだこれからだし。っていうかExtraでこのあとに出てくるはずのキャラクターとか出てきてたから、まぁそんな長引かない……とは思うんだけど……。


凄い良かったとは思うのですが、不満も無いでもありません。
やっぱりすぐ終わっちゃうボリュームは、一本のエロゲとしては微妙だなーとも思うし。
あとやっぱり5章が素晴らしすぎたんですよね。その後の後半とか、ちょっと盛り上がりに欠けるように感じてしまった。
選択肢無しはそれはそれで僕は良いと思うのですが、やっぱり出来ればボリュームは欲しいですね。


ま、とにかくTYPE-MOONファンで世界観が好きで奈須きのこの文章が好きならこれは絶対買いだと思いますよ。
逆にこっからスタートとかは無いなっていう作品だしね。


そうそう。公式サイトの蒼崎橙子さんの紹介文。
「青子のピンチを聞きつけてアドバイスをする為、久遠寺邸にやってくる。メガネの似合うほがらか系お姉さん。大の妹思い。」
えっと、あ、うん。そうだね、妹の事を思う気持ちは誰にも負けないよね!