瑠璃垣夜子の遺言 1巻 感想

兄のために、殺すと決めた。

はい。というわけで感想です。久しぶりです。
なんかアキバBlogでも取り上げられてましたね。


で。まぁ。あのですね。上のですね。帯のコメントだけでですね。読む事を決めたんですよ。
べ、別に僕は妹萌えとかそういうんじゃないんですが。や、ホントダヨ。
この表紙と帯にすっげー惹かれまして。


でまぁ内容は表紙から想像されるとおりどっろどろのぐっちゃぐちゃの妹話ですよ。これもう最高ですよ。素晴らしいですよ。さいきょーですよ。
人を殺した過去を持つ人間と人を殺す事を厭わない人間らしくない人間と、殺されたはずの人間にそっくりな人間らしいけど人間味に欠けている幽霊、そんな、「人間」たちの物語です。
何が正しくて何が正しくないのかも分からないくらい話はぐっちゃぐっちゃのドロドロです。


何が好きってとにかくこの人間らしくないくらい残酷で酷くて壊れている人間たちと、無邪気で純粋な人間らしくない幽霊の構図ですね。どのキャラクターも基本どうしようもないくらい壊れていて、だから話が割とストレートに進んでいるのが罠にしか見えない。
話はまだまだ導入部分、こっからどれだけドロドロになってひどい話になるのか、楽しみで楽しみでたまりません。


かなり期待が持てる新作です。
べ、別に妹系マンガだから推してるってわけじゃないんだからねっ!