PTサンディエゴ 練習期間

六月はじめからずっと、ずーっと練習してた。四日やっては一日休むとかそんな感じ。
デッキの内容も一日が終わったら大体の内容と結果で統計を取ってみたりとかした。
一人でも練習した。環境理解とカードの順位なら一人でも問題無いからだ。
樽さんと二人の時は上に加えて、コミュニケーションしてのプレイング、ピック等の練習をしてきた。
だんだん環境の事も分かってきて、安定してそこそこ勝てるようになってきた。
こう、文字とか口で説明するのは難しいんだけど、この環境は勝つパターンが凄く一杯あって、出てるカード、ピック、周りのピック、流れ等、様々な要因で変わっていく世界で臨機応変に勝てるパターンを選び出す、そういう環境だと思った。
練習していけばしっかり勝てる、そう思った。


2HGは凄く楽しかった。樽さんとピックしてる時はいつもニヤニヤしてしまう位楽しかった。
というのも、この環境は「それはやりすぎでしょ!」みたいな事が結構勝てる世界だったから。
その場のノリピックが実は色々検証すると正解っぽかったりしたりとか、本当に面白かった。
ピックしてても楽しかったし、デッキ構築で悩むのも楽しい。デュエルも本当に色々な事が起こるから、凄く楽しかった。


いろんな理論を開発して提唱した。でも大抵先鋭的すぎて聞いてもらえなかった。少し悲しかったけど、本当にやってて結構いけてたと思ってる。「コールより《サリッドの発芽者/Thallid Germinator(TSP)》」理論とか。


私も樽さんもプレイングは本気で行く日本人の中でも下から数えた方が早いと思うけど、環境の理解とピックについては結構自信があった。
事前に樽さんと話してたときも、「これで勝てないならいつ勝てば良いのか分からない」とさえ言ってた。



だから。


もしもこれでTop16に入れなかったら、トーナメントプレイヤーを止めようと思ってたんだ…。



はい、壮大なる前フリでした。でももう少し続きます。ちなみに引退については本気で思ってました。だってこれで勝てないんじゃ、俺はどれだけマジックやって勝てない。