ネタバレ有り 劇場版 Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 感想

概ねTwitterに書いた通りなんだけどまとめとして。

とりあえず助手可愛かったです。




ちなみになんですが、本当に上の感想がこの映画に対する一番正しい感想だと思います。アンチ助手派以外でこの作品を見て他に感想が浮かぶなら是非聴いてみたい。
兎にも角にも端から端まで助手フィーチャーの作品なので、「助手可愛いですぶひぶひっ」てしたい人にはオススメ、ダントツでオススメ。
話のメインストーリー自体はとても単純明快なSFでした。条件設定聴いた段階で解決方法が分かるレベルだし想定した通りだった。後半の作りがちょっと雑かなーとは思ったけど。ただまぁ、今までの話からあーねって感じのストーリーなので、なんというか新しい驚きみたいなのは無いですね。
キャラクター面で言えば一箇所明らかに助手の心理描写が脚本のページ無くしたんじゃないかってくらい飛んでるところが有ったけど、それ以外は概ねしっかり作られてたし今井麻美さんの演技も素晴らしかったですね。


細かい設定でいえば、タイムマシンの名前が「OR204」だったのが素晴らしかった。全編通してこれ見た時が一番ゾクゾクってした。元の話で作られたタイムマシンとは明確に目的が違うのが伝わって来てた。名前の付け方がオカリンと同じだし。204の数字も元に合わせてて良いですね。
オカリンの記憶フラッシュバックでは、綯様大暴走とか無限サイクリングとかの絶望EDも含まれてて、ここは確かアニメには入っていないシーンなので原作プレイヤー的には非常に良かったと思います。アニメでのバッドエンドの回収。


総じてそこそこ良作。助手派はとりあえず見ておくと良いと思います。
あとOPもEDも素晴らしい曲でした。


ただ。
シュタゲ映画は単体で見ればそこそこ面白かったんだけど、僕がシュタゲに求めてるのはこれじゃない感じ。しかしただ単にハードルあげすぎてるだけな気もしてる。まあそれは結局シュタゲへの期待からのギャップという話であり、しかし突き詰めていくと「シュタゲは本編だけで終わるべきだった」という害にしかならない理屈に繋がってしまうのでそれは無しにしたい。
そう考えると、ロボノも今さらながら期待し過ぎた可能性はある。が、しかしあれは最後に終わった感じがほんとしないのでアレ。というか終わった感じしないのは当たり前でそこは科学アドベンチャー総力編が有ると信じてるのでそれに期待というお話。要するにロボノもシュタゲ映画も通過点。結局次の科学アドベンチャーへの期待に帰結してエンドレス。
作品出すごとに目一杯風呂敷広げてるのでこれをどう納めるか凄い楽しみなんだけれども。この話から8年後のロボノまでにラボメンの立場状況がああなるとして、この映画は第一歩になってるかも怪しい。半歩くらい。


そんなわけで、関連作品含めてとてもとても期待しています。